五輪王者・岡が平行棒を制す

=鉄棒は杉野が優勝=

 体操の第2回男子スーパースペシャリスト選手権大会は16日、東京・立川市のアリーナ立川立飛で6種目のチャンピオンを競い合いました。

 前日の男子個人総合で初優勝した岡慎之介(徳洲会体操クラブ)は平行棒と鉄棒に出場し、パリオリンピックで金メダルに輝いた鉄棒で2度落下するミスを犯し、11点台と出場6人中の最下位に沈みましたが、平行棒でこの日全種目を通じて最高の15・400点をマークして優勝を遂げました。

 パリオリンピック代表の杉野正尭(徳洲会体操クラブ)は得意の鉄棒とあん馬に出場。鉄棒で高難度技を連続して決め、2016年リオデジャネイロオリンピック代表の田中佑典(田中体操クラブ)らを抑えタイトルを獲得しました。杉野のあん馬は3位でした。あん馬の優勝は谷川翔(セントラルスポーツ)で15・000点をマーク。

 このほか、床運動では松見一希(徳洲会体操クラブ)、跳馬では新鋭の壁谷日陽(日大)、つり輪では金田希一(相好体操クラブ/三重県スポーツ協会)がそれぞれ1位となりました。(了)

堀 壮一